日本和装で「帯だけ集中レッスン」の受講生を募集していたので、通ってみました。
若い頃、着付けレッスンで通ったことがあります。
当時、着付けは出来るけど時間はかかるしスッキリしない着姿で、きれいに着られるようになりたいと教室を探していたら、同僚が無料の着付け教室あると教えてくれたのが 日本和装
でした。
その頃からセミナーで強引な販売がされるとの評判がありましたが、簡単に断れると聞いたので通うことにしました。15回だったかな~のうちにセミナー&販売会が2回あって、京都と南森町に行きましたが、生産者さんも講師陣も強引な販売をすることはなかったです。
でも、着物のオフ会などに参加した時に日本和装の受講経験者が数人いて、購入はしなかったけど販売の圧が強かったなどの話がありました。
今回「帯だけ集中レッスン」に通うと着物友達に話したら、「怖いことするわぁ」(大阪のノリ)と笑ってたので、日本和装=強引な販売=怖いところ のイメージがあるんだと改めて感じました。
日本和装はイメージ回復のために改善をしているようですが、変わってるのでしょうか。
なにわともあれ、通ってみます。
帯だけ集中レッスン レッスン開始前
- レッスン開始日より10日前
申し込み→自動返信メールが届く
-
レッスン開始日より4日前
開講日が2週間後になったお知らせメールが届く申し込みの段階で開講日は決まっていたのに、どういうこと?
5週間のレッスンで、開講日が変更されれば通えない可能性もあるのに、もし3週間ずれていたら最終日は通えない日でした
- 新レッスン開始日より1週間前
受講に必要なものなど記載されたハガキが届く
- 新レッスン開始日より3日前
電話があり、教室の場所や持ち物の説明がありました。
申し込み時に携帯番号入力したのに、家電に掛かったのは以前の登録があったからでしょう
- 新レッスン開始日前日
講師からメッセージが届き、開始時間を30分遅らせることができるかの確認があったので、大丈夫だと返信するとすぐに「では、よろしくお願いします」と返信あり
あれ?すぐに決定したってことは、もしかして生徒ひとりなのかなと思った前日の夜です
帯だけ集中レッスン 1回目
予想どおり生徒はひとりで、マンツーマンレッスンとなりました。
講師と挨拶をして、個人情報&帯をどれくらい持っているかとかを記入させられました。
袋帯・名古屋帯・半幅帯それぞれの本数を書いたんだけど、販売会の時の情報になるのかな?
それから、帯だけレッスンのカリキュラムを確認。
帯だけ集中レッスン カリキュラム
- サクッときれいな袋帯の結び方
- スッキリ涼やかな帯周まわりのコツ
- もっと自由に名古屋帯で遊ぶ
- 帯の特別講義&販売会
- 大人の素敵な半幅帯・小袋帯のおしゃれ
一応カリキュラムはあるけど一人なので、習いたいところを集中的に練習することも出来るそうです。
来週から着付けレッスン途中の生徒さんが来られるので、一緒に着物から練習しようと思います。
袋帯の結び方の練習
たれ先を仮紐で固定しておいて、二重太鼓を作る結び方です。
この結び方はやったことがなかったので、おもしろい!
いろいろな方法を知ることで、自分に合う結び方の選択肢が広がります。
以前は講師によって結び方が違ってたそうですが、今は全国で統一することになりどの講師に習っても同じ結び方だそうです。
このとき、講師が不思議なことを言いました。
最近は袋帯が主流で名古屋帯は流行らない
主流?
そんなことある?
流行らないって、どこで?
友達にこの話をしたら、袋帯買わせる前フリちゃうかって笑ってましたが、そうなの?
【1回目のレッスン 感想】
講師はベテランで、教え方がとても上手です。
生徒ひとりなので自分のペースでできるし、わからないところなども聞きやすく楽しめました。
「袋帯が主流」の謎発言が、講師の意見なのか、日本和装の願望なのか、それにしても無理があると思うんだけど、私の感覚が鈍いの?
帯だけ集中レッスン 2回目
今回は、生徒2人。
一緒に習う方は、着物からレッスンされるので、私も着物一式を持って行きました。
着物着るの久し振りだけどうまく着れたなって思ったのに、めっちゃ直されました(笑)
講師がちょいちょいと引っ張るとピシッとなるの。
ほんのちょっとのことなんだけど、見た目が全然違う・・・。
結局、着物の着付けをメインに習いました。
紐や伊達締めは使わず 3本のゴムベルト(長襦袢に1本、着物に1本&腰ベルト)で着物を着ます。
なんと、日本和装が推奨してるのと同じ仕様のゴムベルト全部持ってました。
違う着付け教室の名前が入ってるけど(笑)
日本和装でいう「小袖ベルト」、一般的には「コーリン和装じめ」「和装ゴムベルト」
長襦袢と着物に使うので、2本必要です。
使い方は、留め具は外して2本にした状態で、クリップを下前の衿先と上前の衿先に留めて、後ろで交差させて前に持ってきて留め具をパチン。
もうひとつ「小袖こしひも」は、すべり止め付きのゴムベルト(ウエストベルト)
襟先にすべり止めがくるように当て動かないようにして、ベルトを後ろで交差させ前に持ってきて留め具をパチン。
小袖ベルト2本 と 小袖こしひも で着付けるので、日本和装で着付けを習う場合には必要になります。
帯は自宅で練習してたので「手順は完璧だから、あとは練習だけ」と言われました。
【2回目のレッスン 感想】
講師の指導が的確で、とてもわかりやすい。
着物の着付けもあわせて習えて良かったです。
冷房がよく効いてる教室なので、着付けの練習をしても汗が出ることはなかったです。
帯だけ集中レッスン 3回目
今回は、生徒2人。
一緒にお稽古される方と一緒に着物から練習して、帯は名古屋帯を練習しました。
前回手直しされたところを注意しながら着ましたが、やっぱりあれこれ手直しされちゃいました。
ゴムベルトの長さの合わせ方や、留める位置、二重ゴムの位置、シワの取り方を再度習う。
いつも背中心が微妙にずれてしまう原因がわかったので、今度からは真ん中にくるはず!
名古屋帯の結び方は、途中まで袋帯と同じ結び方。
お太鼓を作るときに仮紐の回数がちょっと多く感じだけど、いつもの結び方とほとんど同じ。
やっぱり名古屋帯のお太鼓作るの苦手だ。
途中休憩しながら、みっちり2時間、着物と帯の練習ができました。
なんだか、ピシッと着れそうな気がする・・・気がするだけかも?
【3回目のレッスン 感想】
一緒にお稽古される方がいると、楽しいし勉強にもなります。
名古屋帯は、長さがまちまちだし、三角の結び目が破けそうで怖いし、ちゃんと合わせたポイント柄も枕背負うときにズレるし、たくし上げるの苦手だから、結びにくいと改めて思いました。
でも、持ってる帯は圧倒的に名古屋帯が多いんだよね。
「着物はおかあさんが買わはるの?」と聞かれて、販売会の下調べなのか?と勘ぐってしまうのは、悪い話を聞かされまくったからです。
若い子ならともかく、この年齢になって親に買ってもらうのかと言われると、なんだか・・・
えぇ~そうですよ、半分は親に買ってもらったものですけどねっ(笑)
怖いと言われる販売会ですけど、私はたくさんの着物や帯が見られるから楽しみにしてるんですよ。
帯だけ集中レッスン 4回目
今回、ご一緒の方がお休みされたのでマンツーマンレッスン。
長襦袢と着物の着方をみっちり練習!
半幅帯の練習は、文庫結びはできるので貝の口を教えてもらいました。
袋帯の柄の出し方でわからないところがあったので、復習。
講師と二人だったのでお喋りしながら、楽しいレッスンでした。
【4回目のレッスン 感想】
「基本がわかっているからすぐに理解してもらえるし、こんなに熱心な生徒さんは久し振りで教えてて楽しい」と言ってもらえました。
教えてもらいたくて習ってるから真面目にやるし、わからないことや疑問に思うことはドンドン聞いています。
なんだか、今ならすごくキレイに着付けが出来るような気がします(笑)
帯だけ集中レッスンを受講した感想
「帯だけ集中レッスン」は、着付け教室とは別の特別レッスンです。
暑い間は着付け教室の生徒が少なくなるので、その間に復習のための特別なレッスンをやろうとはじめられたそうです。
「帯だけ」のレッスンの受講でしたが、生徒が一人だったこと、ご一緒に習う方が着付け教室の方だったことで、着物の着付けをメインで教えてもらえてラッキーでした。
帯結びは、袋帯と名古屋帯、半幅帯で、帯まわりをスッキリさせるコツなどを習いました。
以前、日本和装で着付けを習ったときと違ったのは、ゴムベルト。
前は紐、コーリンベルト、伊達締めを使っていたけど、今回はゴムベルト3本。
着付けしてるとドンドン紐類省いて、結局、長襦袢で1本、腰ベルト1本、着物で1本の3本になります。
始めから3本で教えてよって思ってたので、これから習う方はシンプルでわかりやすいと思います。
良かったところ
- ベテラン講師の教え方は的確でわかりやすい
- 帯だけでなく着付けも習えた
- レッスンが楽しかった
- 短期間でダレずに続けられた
- 教室が自転車で行ける範囲だった
残念だったところ・謎だったところ
- 講師から片手でひょいと名刺を渡されたこと
- 会場との連絡がうまく取れてなく、教室の鍵が開いてなかった(4回中3回)
- 「袋帯が主流で、名古屋帯は流行らない」の謎発言
洒落袋帯や京袋帯のことかもしれませんが、それでも袋帯が主流ってことはないし、本当に謎で理解できない発言です。
以上で「帯だけ集中レッスン」は終了です。
レッスン4回目の「帯の特別講座&販売会」は、日程変更されて行われました。
▶ 日本和装 販売会に参加した感想とその想い
日本和装について
今回、日本和装 を受講して、この技術を無料で教えてくれるのは本当に有難いと感じました。
日本和装
は、習いたいこと、わからないこと、きれいにできないことをその場で教えてくれます。
そんなの当たり前だと思われるかもしれませんが、多くの着付け教室では次のクラスに進級させるために「次のクラスで教える」とすぐに教えてくれないことが多いのです。
日本和装 は、技術の出し惜しみがありません。
疑問がすぐに解決できることは、すごく気持ちがいいんです。
受講中にモヤモヤすることがありません。
以前は講師により使う小物も違っていたり、着付け方法もマチマチでしたが、今は全国で統一されているので、どの教室の講師に習っても同じ着付け方法となっています。
ゴムベルト3本の着付けは、楽で簡単です。
初心者が基本6回の受講できれいな着付けの習得は難しいと思いますが、最長半年まで無料で習い続けることができるので、継続受講をおすすめします。
着物・帯・長襦袢のレンタルのある教室、土日や夜間のコースがある教室などもあり、全国で350教室あるので、通いやすくなっています。
教室は変動があるので、日本和装
の教室検索で確認してください。