日本和装 販売会に参加した感想とその想い

日本和装 販売会体験と感想

「帯だけ集中レッスン」全5回の4回目に開催される予定だった「帯の特別講座&販売会」は、参加人数の関係で5回目に行われました。

大阪は梅田にあるグランフロント大阪教室で、各教室の生徒が集まって受講します。

開催2日前に講師から、不参加者が出たから参加人数が1人になってしまったので、2人参加予定の日に変更してもらえないかと連絡が入り開催日が変更されました。

変更後の日曜日も、私を入れて3人だけ。
人数制限してるから?夏だから受講者数が少ないのかな?

「帯の特別講座&販売会」午前中


グランフロント大阪は、よく行くので迷うことなく到着。

当日の参加者は3人、同じ講師に別々の教室で習っています。
帯だけレッスンは私だけで、あとの2人は着付け教室の生徒さんで販売会は2回目だそうです。

壁際ぐるりと着物と帯が並べられてる一室で「帯の特別講座&販売会」が行われます。

午前中は、帯の織元さんの講義があり、帯作りにどれだけの時間と労力が必要なのかが語られます。
機織りや伝統工芸などの制作過程に興味があるので楽しい時間でしたが、ここでも謎発言がありました。


最近は、袋帯が主流で名古屋帯は流行らない
袷の着物は着る時期が少ないから、これからは全て「単衣」
コートは絶対に着ないといけない


これらの発言が、本当に理解できないです。


袋帯が主流で名古屋帯は流行らない


主流って何? 流行らないってどこで?

大阪の街中でも着物を着てる人をほとんど見ないのに、流行るも流行らないもないし、締めてる帯が名古屋なのか袋なのかがわかる人、少ないです。

小紋や紬の普段着には、名古屋帯・半幅帯・一重太鼓の洒落袋帯(京袋帯)を合わせることがほとんどで、逆に言えば、普段着きものに袋帯合わせてる人なんていないよって感じです。

礼装には袋帯、普段着には名古屋帯と言えば、自宅の箪笥に眠ってる名古屋帯がたくさんありそうで、袋帯を売ることが難しくなるし、講義をした帯屋さんは博多織の生産者さんだったので、普段着用の袋帯を売りたい気持ちから言ったのかもしれませんが、初心者が「名古屋帯は流行遅れ」だと勘違いしそうな発言だと思います。

名古屋帯の生産数が少なくなっていることを言ったのかもしれませんが、それは袋帯だって同じはずなのに「名古屋帯は古い」と言わんばかりの台詞。講師も授業中に同じ台詞を言ってました。



袷の着物は着る時期が少ないから、これからは全て「単衣」


温暖化で冬もあまり寒くないし、寒かったら下着やコートなどで調節すればいいからだそうです。


袷と単衣は袖口や八掛を見ればすぐにわかるので「胴抜きではなく、単衣ですか?」と確認したら「単衣」だと言われ、ここ数年は八掛帳を見ることもないとも・・・
私にとっては冬に単衣を着用することは、寒い日に裏地のついていない光に透けるスカートを履くようなイメージなんですけど、本当に冬に単衣を着るのでしょうか?


一緒に参加された方が、日本和装に通う前にこどもの卒業式用に誂えた着物を「袷」にしたけど「単衣」にすれば良かったと発言されて、講師が残念ねって・・・えっ!?

卒業式や入学式は3~4月だし体育館はすごく寒いから、袷に仕立てて正解だと思いますけどね。

一般的な着物の着用時期は下記表のとおりです。

基本的な着物の着用時期


確かにこれまで一般的とされてきた着用時期は今の気温とは合っていないし、私も着用時期は気にせず単衣を着ますが、袷を着る時期が短いことはないし、フォーマルシーンではこれまでどおりの着用時期が好ましいと言われています。

また、袷向きの生地、単衣向きの生地ってあると思います。

本当に講師は、一年中単衣の着物を着ているのでしょうか?




コートは絶対に着ないといけない


コートを着ないことは「無粋」なのだそうです。

防寒のためだけではなく、塵除けにもなるので、一年中コートを着る方もいるでしょう。

着たい人は着てください。
コートなしは野暮だ言われても、どうぞお好きなように思ってくださいとしか言いようがありません。

コロナ前ですが、着物オフ会で着物好きさんが30人くらい集まったとき、全員帯付きでコートを着てる人はいませんでした。着物初心者もいれば、普段着に着物を着てる人、お出掛けは着物と決めてる人、いろんな着物好きさんが集まりましたが、誰一人コートを着てない。これが現実。

コートを着ないことは無粋で、人の着物姿を批評したり、真冬に単衣の着物を着ることは無粋とは言わないのでしょうか。



「帯の特別講座&販売会」昼休憩~午後


昼食は、講師と共にお弁当(当日支払い 1,200円)をいただきました。

「3人とも初対面よね?」と講師に確認されるくらい、生徒同士で話が弾みました。

食事のあと、自由に見てねと言われて、着物や帯を見ていると担当でない講師と帯屋さんの助手にような方が入って来られて、生徒ひとりに誰かが付いた、1対1、1対2 体制になりました。

気に入った着物と帯を選んで、体に当てて顔写りを見たり、体に巻きつけられたりします。

販売会や呉服屋さんの展示会など何度も経験しているし、これまで嫌な思いとしたことはないのですが、今回すごく嫌な気分になりました。

一度もその帯が欲しいなんて言ってないし、買う気がないと言っているのに、66万円の帯にお揃いのバッグと草履付けて55万円にするからって言われたんです。


買わないって言ってるのに(笑)

ローンにできるとか、いくらまでなら頑張れるかとか言うので
「一括で購入できないものは買わないし、帯も着物も上限決めてるんでそれ以上のものは買わない」って言ったのね。

そしたら帯屋さんが、一括購入がカッコイイと思ってるのかもしれないけど、高いもの買ったことがないんじゃないか的なことを言いまして・・・

別にカッコイイから一括購入じゃなくて、ローンで買い物しないのが家のルール。
他所の家のルールに口出した上に、どうせ高額な決済はしたことないんだろうって、失礼だよね。

一括で200万くらいは決済しますけどと言うと、200万使うなら55万は買えるって(笑)

だから、欲しければ買うし、欲しくないから買わないのがわからないかな。

その後も帯屋さんから、なんでそんなことを言われなくてはいけないのかと思うような嫌なことをいろいろと言われました。

数々の失礼発言の中で、30万くらいの安い帯とかしとかはったらよろしい的なことを言われましたが、物の高い安いの基準は人それぞれだけど、普段着に締める30万の帯を安いとは思わないし、いくらの帯を締めようが私の自由。

50万円の帯を締めることに価値があると思う人もいれば、同じ帯ばかり締めるより5万円の帯が10本ある方がうれしい人もいます。
着物を特別なものと考える人もいれば、着物=着る物でTシャツやワンピースと同じと思ってる人もいます。価値観も着物に対する考え方も、ひとそれぞれです。

一緒に参加された方が着物と帯を購入されて、入学式用に単衣でって聞こえてきて、入学式に単衣でいいのかとか、入学式には向かない色柄だけどとか、今日は買わないって言ってたけどいいのかとか、着物2枚目ならもっと慎重に選んだほうがいいのにとか、いらん心配したりお節介な気持ちがでて、帰り道にそっと言おうかなと思いましたが、大人だしクーリングオフもあるしと思って何も言わずにおきました。

その後、みんなでお茶しましょうと言われましたが、気分が悪いので帰りました。

ある意味、販売会の嫌な部分が経験できたので良かったと思いますが、本当に不快でした。


蛇足ですが、イエローカード制導入でレッスンや販売会で不快な思いをしたとき、直接社長に届く「イエローカード」を渡されるとサイトにありましたが、帯だけ集中レッスンだったからか、二度目のレッスンだったからか理由はわかりませんが、渡されませんでした。




日本和装の販売会について まとめ


これまで経験した着付け教室の販売会では、欲しければ買う、いらない物は買わない、自分の意見をハッキリさせることで嫌な思いをしたことはなかったので、今回の販売会は勉強になりました。


一度も欲しいと言っていない帯を前に勝手に値段の話をして、買わないと嫌味の連発ってどうなんでしょう。

これでは販売会が嫌で教室を途中で辞めてしまったり、着物を嫌いになったりしまうのではと思います。

日本和装の着付け方法は、簡素化されて着てて楽だし、講師も出し惜しみせずきれいに着るコツを教えてくれて担当講師には感謝していますが、販売会がこれではダメです。

日本和装の悪評をネット上でたくさん見てきたし、着物友達の間でも評判が悪いけど、私自身は嫌な思いをしていなかったので、このサイトでおすすめの着付け教室としてきましたが、今回販売会で嫌な思いをしたし、理解できない謎発言があり、着付け初心者におすすめできる着付け教室ではなくなりました。

着物や帯についてある程度の知識があって、謎発言を受け流せる方、着付けの技術だけを吸収できる方には、日本和装は合っていると思います。


販売会に対する私の気持ち


無料着付け教室や格安着付け教室の販売会について、私の想いを聞いていただければと思います。

無料や格安の着付け教室は着付け教室ではなく、着物や帯の生産者と着物好きさんを結ぶ仲介業者だということは理解していますが、販売会の着物や帯は着物初心者向けの商品でしょうか?

まだ自分自身で着物を着ることもままならない人に、50万や60万の着物や帯が必要ですか?
良い商品を見たり触ったりすることは勉強になりますが、着物初心者はこれから着物が好きになるかさえわかりません。

お金持ち以外、販売会での購入は着物1枚・帯1本になりがちです。
同じ金額でお手軽な着物や帯を数点購入すれば、着物・帯・小物の合わせ方で楽しむこともできます。

まずは着物を着る人を増やしていけば、着物や帯の購買者が増えます。

販売の機会は着付け教室期間中だけでなく、その後もあります。
無料や格安の着付け教室が楽しくて有り難かったと思えば、その教室から販売会のお知らせが届けば足を運ぶし、商品が気に入れば喜んで購入します。
販売会でお世話になった講師に会えば、ありがとうの気持ちから購入意欲もあがります。

着付け教室ではなく、着物仲介業者だということは承知してるし、生産業者側が高額な商品を売りたい気持ちもわかりますが、着物初心者に普段に着楽に着られる着物や帯を販売してほしいです。

そして、着付けができるようなり着物でお出掛けして、着物や帯を楽しむようになって好みが固まってきた頃、生産者さんから良い商品を直接購入できたらいいのにと思います。


そんな理想論では会社が成り立たないのかもしれませんが、着付け教室を開催することで着物に興味がある人の個人情報が手に入るのだから、着物や帯を販売する機会は作れると思います。
「今だけ」を考えた販売会ではなく「今後」を考えた販売会にしてほしいです。

以上、販売会に対する気持ちでした。

 

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