着付け教室でよくあるトラブルとその対処方法

着付け教室のトラブルとその対処方法

着付け教室の口コミを検索してみると、トラブルやクレームがたくさん載っています。

習い事にトラブルは少なからずありますが、着付け教室は他の習い事、お茶やお花、料理や英会話などと比べて多いことがわかります。

何故、着付け教室の口コミには、トラブルやクレームが多いのか?

トラブルの原因とその対処方法についてまとめました。

着付け教室にはどんなトラブルがあるの?



着付け教室の口コミを検索して多いトラブルがどんなものなのか、調べてみました。

高価な着物や帯を購入させられた


着付け教室のトラブルで断トツ多いのが「高価な着物や帯」の購入です。

「販売会」と言われるものや、教室の一角を展示会にしたものや、発表会と称したものなどがあります。お稽古日に授業をせず販売会が始まったというものまであります。

購入するつもりはなかったのに、強引なセールスで「着物を買わされた」「ローン組まされた」などがあり、着物や帯は高価なものなので、怒りの度合いも大きくなります。

小物を購入させられた


お稽古に必要だからと小物を購入したが、手持ちのもので十分だった。
手持ち道具を見て、足りない物を勝手に購入することにされた。

小物は金額が高くはありませんが、あれもこれもとなると2~3万円になります。

すすめられた商品を購入しなかったら、講師の態度が変わった


販売会ですすめられた商品を購入しなかったら、講師の態度が変わったとか、教えてもらえなくなったというものまであります。


そんなことあるの?と思いますが、購入した人としなかった人に対しての講師の態度があからさまに違うようになり、教室に通うのが嫌になったという話は耳にしたことがあります。

折角、着付けを習おうとおもったのに、結局講師との関係が上手くいかず辞めてしまう人もいます。

次のコースへの勧誘がしつこい


着付け教室の初心者コースを受ければ、一通りの着付けができるようになっています。

生徒は自装(自分で着付けができること)が目的だったので、初心者コースで十分と思っていますが、講師は次のコースへの勧誘をします。

着付け教室に長く通ってほしいので、勧誘は当たり前といえば当たり前なのですが、その勧誘を何度もされると「しつこい」になります。

必要のない資格を取らされた


次のコースへの勧誘がしつこいにも関係しますが、進級するために認定料を払い認定試験を受け、受かれば修了証書代(〇級の場合もある)が必要になります。認定料は進級するごとに高額になります。

自装できればと思っている生徒に修了証書は必要ないので、いらなものを「取らされた」になります。

着付け教室でトラブルが多いのは何故か?


ネット上のトラブルやクレームなどを目にして

着付け教室に通ったら、着物や帯、小物などを買わされて、必要にない試験を受けさせられ、免状代を請求されるのか!!

と思われた方もいると思いますが、そんなことはありません。

では、何故こんなにもトラブルやクレームが多いのか?


着付け教室と生徒の間に認識の違い、ギャップがあるからです。


自分で着物が着られるようになりたい生徒は、自装ができるようになれば十分で着付け師や着付けの講師になりたいと思ってはいないのです。

ですが、着付け教室側は生徒に長く通ってほしい、次のコースに進んでもらいたいのですすめます。
もっときれいに、もっと早く着られるようになるとすすめられて、次のコースにすすんだけど、次のコースで習うのは他装(人に着付けをすること)中心のカリキュラムだった・・・
他装を習えば自装にも役立ちますが、自分で楽しむだけの生徒にはあまり必要ではありません。

これが、生徒側と教室側のギャップです。

教室によりますが、進級するには各コースの認定試験料を払って試験を受け、認定料を納めなければなりません。それも級が上がるごとにドンドン高額になります。時間を取られただけなら「時間の無駄だった」で済ませられますが、少なくない費用が発生すればクレームの声は大きくなります。


生徒の気持ちと着付け教室側のズレがあるんですが、この場合は生徒側にも問題があります。


進級したくないなら、進級しないと言えばいいのです。
進級するなら、次のコースのカリキュラムや認定料などの確認が必要なのです。

「断れなかった」

着付け教室だけじゃなく、いろいろな習い事でもあることだと思いますが、断らなかったのは自分で内容を確認をしなかったのも自分なんです。騙されたのでなければ、自己責任です。

販売会のトラブルについて


着付け教室に通うとセミナーやコーディネート講座などの勉強会とセットになった「販売会」があります。基本的にカリキュラムに組み込まれた販売会は、お休みすることはできません。

販売会のトラブルは「買わされた」です。


着付け教室は安価で着付けを教えているので、着物のひとつも買ってほしいのが本音でしょう。


でも、よく考えてみてください。

まだ着付けを習い始めたばかりの初心者に高価な着物や帯が必要ですか?
販売会の着物や帯は、訪問着や袋帯が中心で滅多に着ることのないものが多いです。

クレームの中には、お世話になってる講師にすすめられたから、誰かが購入しないと帰れない雰囲気だったからなどとありますが、だからといって購入する必要がありますか?


欲しいものがあれば購入すればいいけど、必要ないものは買わない。それだけです。

着付け教室の販売会での買わされない方法の参考記事
>>販売会のある着付け教室、買わないといけないの?

トラブルの対処方法


トラブルは大きく分けて、進級に伴うカリキュラムと費用、販売会で強制されての購入があります。
それぞれ対処の方法があるので、トラブルにならないように自衛しましょう。

確認すること


対処方法は、とにかく確認することです。

無料の体験レッスンがあるところは、まずは受けてください。

もちろん、着付けがどんなものなのかを体験することが一番の目的ですが、それ以外に教室の雰囲気や講師、事務方の対応を見るチャンスです。
そしてその時に、クレームとなっている問題点について確認してください。
事前に質問をメモしておいて、回答を書き込む形にしておくといいでしょう。


料金について

  • 初級コースを修了するまでに必要な費用(受講料・テキスト代など)
  • 修了時に修了証書があるのか?費用は?必要ない場合はどうなるのか?

専用小物について

  • 教室専用の小物があるのか?
  • 手持ちの小物で代用していいのか?

販売会について

  • 購入しなければならないのか?
  • 購入しないときにデメリットはあるのか?
  • クーリングオフはできるのか?

他にも気になる点は、確認してください。
電話で問い合わせをして確認してから、体験レッスンを受けてもいいですね。

理由を言わない


例えば、次のコースへの進級をすすめられた場合

こんな感じで進級しない理由を言うと、終わりのない対応をされることがあります。
次々に退会理由を言うとしつこくされます。

退会理由は言わずに「次のコースへは進みません」でいいのです。

ポイントは爽やかな顔で言うことと、「すみません」と言わないことです。
「すみません」と言うと、申し訳ないという気持ちが出てしまい、迷っているとみられるとドンドンとすすめられてしまうので、サラリと進級しないことを言ったら、ニコニコするだけです。

進級するかどうかは生徒が決めることで、進級しないことが悪いことではありません。

理由を聞かれると思いますが、ニッコリしながら「まぁ」とか「ちょっと」とかで乗り切れます。
これが難しいと言われるのですが、理由を言うと対応策を提案されるので、言わないのが一番です。
それでも、突っ込まれる場合には「家の事情で・・・」と言えば、大丈夫です。

いらない物は買わない


着付け教室に限らず「買わされた」にならないための方法です。

小物販売

着付けを始めるときに必要な小物を確認しますが、あれが足りない、これが足りないと教室で販売している小物を買わされたというものがあります。

自宅にあるもので代用できるものもあるので「家にあるかもしれないから、確認してからにします」と言えばOKです。

着付けを練習した上で必要だと思う小物のみを購入すればいいと思います。

例えば、補正パッドはタオルと腰ひもで代用できるし、ゴムベルトやゴム入りの仮紐もあれば便利だけど、絶対に必要なものではないです。


販売会


「買わされた」ではなく「買った」と言えるものしか買わない。

「買わされた」は欲しくないのに、購入したということです。
欲しくないのに買うって、どういうこと?


雰囲気にのまれて、買っちゃった。
強引なセールに根負けして、買ってしまった。

クラスの全員が雰囲気にのまれてますか?根負けしてますか?
素敵な着物があって、いいなぁ~欲しいなぁ~の雰囲気を出していませんでしたか?


買う気のない人より、欲しがっている人に売る方が簡単なので、欲しいけどお値段が高いからなぁ~などと迷ってるとセールスが始まります。販売員としては当然のことです。


買うつもりがないなら「見るだけ」の姿勢を崩さずにいることです


セールストークにならないように、特定の商品に興味を示さないことも大事です。
どれが一番好きか?などと聞かれるかもしれませんが、「この中ではこれが良いかなと思うけど、特別に欲しい感じではないし、なんかピンとこない」と言えばセールストークにはなりません。


着物や帯を断るときには「ピンとこない」は本当に便利な言葉です。
感覚を説明するのは難しいけど、心に響かないからいらないの意味が込められています。

欲しかったら買う、いらない物は買わない。それだけです。


また、販売会での購入はクーリングオフができるものがあります。

いち瑠 フェスタに参加、購入後にクーリングオフしました。
気に入ったしいい感じだったんですけど、自宅で手持ちの着物や帯と合うのか?今、必要なのか?と考えると、ちょっと違うと感じて・・・着物や帯はわりとこんなことがあります
>>「いち瑠 フェスタ」に参加した感想 クーリングオフについて

着付け教室のトラブルについて まとめ

着付け教室のトラブルは、確認することで回避できるものがほとんどです。

販売会で着物を買わされるんじゃないかと心配な人は、販売会のない教室もあります。
自治体が主催してる公民館や市民会館などでやってる着付け教室は、販売会がないものが多いです。
また、出張着付けレッスンやオンラインレッスンも販売会はありません。

販売会は嫌だけど素敵なきものや帯は見たいからと、販売会の途中で着信が鳴るようにフェイク着信を設定しておいて、急用ができたと途中抜けをしたという強者もいました(笑)

大人なので、断るところは断る。いらない物は買わない。
着付け教室のトラブルは、自分の行動で回避可能です。