記事内に広告が含まれています

振袖の着付け料金相場は?どこで?注意点

振袖の女性

振袖を着るシーンで一番多いのは、成人式ですね。
その他に、卒業式、パーティーや式典、披露宴などへの出席にも振袖を着る人が多いです。

ほとんどの場合、美容室やホテルなどで着付けをしてもらいます。

振袖の着付け料金や着付けのお願い時のポイントなどを紹介します。

振袖の着付け料金


どこに頼む?ヘアメイクは? などの条件によって料金は変わってきます。

着付けをお願いする場所は、美容室・ホテル・合同着付け会場・出張着付けサービスなどがあります。

また、着付けと一緒にヘアセットやメイクをお願いすれば、料金が発生します。
「着付けのみ」「着付け+ヘアセット」「着付け+ヘアメイク」の3タイプがあります。

それぞれの場所についての説明をします。

美容室


美容室で振袖の着付けをお願いする場合は、ヘアセットやメイクと一緒にお願いすることが一般的です。早朝など時間外には別途費用が発生する場合があります。

おすすめはいつも利用している美容室。顔見知りでリクエストが言いやすく、普段の雰囲気や好みを把握してくれているので、満足度の高い仕上がりになります。

着付け+ヘアセット 10,000円 ~ 20,000円
着付け+ヘアメイク 15,000円 ~ 25,000円

ホテル


披露宴に出席するときなど、会場となるホテルで着付けをお願いします。
移動に時間がかからないこと、荷物を預けることができるので便利です。

成人式の着付けをしてくれるホテルがありますが、美容室よりも料金設定が高めです。

着付け 10,000円 ~ 15,000円
着付け+ヘアセット 15,000円 ~ 25,000円
着付け+ヘアメイク 20,000円 ~ 30,000円

合同着付け会場


振袖を購入した呉服店が、成人式に貸し切った会場や指定した美容室などで合同で着付けをしてくれるサービスです。

たくさんの着付け師がいますが、着付けをしてもらう方も大人数なので流れ作業的になり、自分の希望の帯結びやヘアメイクをお願いすることは難しいかもしれません。

購入特典の着付けサービスなので、無料です。

出張着付けサービス


自宅や指定した場所に来て着付けをしてくれます。

自宅に来てもらえるので、早起きしなくていい、混雑することもない、荷物の移動や保管の心配もない、とても楽で便利です。

着付けのみで、ヘアメイクはやっていないところもあるので、事前確認が必要です。
出張着付けは、交通費や早朝料金などがかかる場合もあります。

着付けのみ 7,000円 ~ 15,000円
着付け+ヘアセット 10,000円 ~ 18,000円
着付け+ヘアメイク 12,000円 ~ 20,000円

振袖の着付け料金が高い理由

振袖の帯結び


振袖の着付け料金は、留袖や訪問着などに比べて高くなっています。

振袖の帯結びは、「ふくら雀」「たて矢」「文庫結び」などにアレンジを加えて華やかな帯結びにするので、一般的なお太鼓結びよりも時間がかかります。帯揚げや帯締めも変わり結びをしたり、アレンジすることで手間がかかります。

振袖は、時間と手間がかかるので、料金が高くなります。

振袖の着付けにかかる時間は?


振袖の着付けだけなら、着付け師が二人で40~50分、一人だと約1時間です。
ヘアメイクを一緒にすると、1時間半から2時間になります。

成人式や卒業式など、どのお店も混雑しており待ち時間が多くなります。

着付け時の注意点

着付けをしてもらってる女性

振袖に限らず着付けをお願いするときの注意点です。

ヘアメイクのイメージを伝える


メイクにポイントカラーなどに使ってほしい化粧品は持って行きましょう。

ヘアセットは「可愛らしく」「スッキリした感じ」「編み込みを入れて」などでもいいし、イメージに合う画像を持って行くとより伝わりやすいです。

全てお任せにするなら、ヘアメイクの前に着物とかんざしなどの髪飾りを見てもらってください。

ヘアメイクと着つけはどっちが先?


着付け場所が混雑しているときは、どっちが先になるかはわかりませんが、一般的にはヘアメイクをしてから着付けになります。

先に着物を着ると、お化粧品やヘアセットのスプレーなどが、着物の付いてしまう可能性があるし、長時間椅子に座るとシワが気になります。

前開きの理由


着付けの予約をしたら「当日は前開きの服で」と言われます。
ヘアメイクをして服を脱ぐことを考えたら、わかりますね。

前開きや後ろ開きの服がない場合には、下から脱げればOKですし、ヘアメイクの前に服を脱いでカーディガンやストールなどを羽織ることでも対応できます。

和装のときの下着

着物はメリハリのない寸胴体型にすると着崩れが少なく、着姿がきれいになります。

胸を平らにするには、和装用のブラジャー(なければ、スポーツブラやノンワイヤーのもの)を着用しましょう。
ボリュームアップさせるワイヤーなどが入ったブラジャーは、着崩れの原因にもなるし、帯などで圧迫されて苦しくなったりするので、避けてください。

ショーツは、下着のラインがでないシームレス・Tバック・ボクサーパンツなどがおすすめで、ローライズのものは、お手洗いが楽になります。

成人式は1月の寒い時期にあり、ショールを羽織っただけでは寒い地域もあります。
きものは補正でタオルを巻いたり、肌襦袢・長襦袢・着物・帯と重ね着になっているので、胴部分はあまり寒くありません。寒さを感じるのは、首・腕・足です。

首は、ショールを羽織ることで冷たい風が入って来ることを防ぐことができます。

腕は、ロング手袋をしたり、和装用インナーを着用

足は、和装用ストッキング(足先が足袋のような形になっている)ものや、裏がネルになった足袋を履くと寒さが軽減されます。防寒用は足袋は厚手になっているので、草履が履けるか事前にチェックしておきましょう。足元は思ってる以上に寒いので、しっかりと防寒対策をしましょう。

防寒用にヒートテックなどを着ると暑く感じることもあり、貼るカイロも貼る場所によっては暑くなっても取れないことがあるので、注意してください。

【防寒インナーの注意点】

  • 襟ぐりが開いていること
  • 暑くなったときに対応できること


紐を結ぶときは腹式呼吸


着物を着てて苦しくなるのは、締め付けられるからです。

着付けをしてもらうとき、紐を締めるタイミングで「腹式呼吸でお腹をふくらませた状態」にすることで、ギュッと締められる紐に抵抗しましょう。余裕ができて、楽な着付けになります。
このくらいで、着物や帯がゆるんだりはしないので、安心してください。

  • 紐が出てきたら、息を吸い込んでふくらませる。
  • 帯を巻く1周目もギュッとされるので、息を吸い込んでふくらませる。
  • ラストは帯枕の紐を締めるとき、息を吸い込んでふくらませる。

着る側のちょっとしたコツで、楽な着付けになります。

【苦しくなった時の対処方法】

もし、苦しくなったら・・・下記の方法を試してください。

  1. 帯締めを少しゆるめる
    帯締めの下に指を入れて、一瞬だけ前に引きます
  2. 帯を少し下げる
    着物と帯の間に上から親指を入れて、左右に揺らしながら下げます
  3. 帯枕の紐をゆるめる
    帯揚げの中にある帯枕の紐を少しゆるめます

※ 胸紐や伊達締めをゆるめる方法もありますが、着崩れる可能性があります。

荷物はどうするの?


美容室や合同着付け会場で着付けをしてもらったとき、着てた服や荷物はどうするの?

  • 預かりサービスがあるか確認
    美容室や会場で預かってくれるところがあります。
    預かってもらえるのか、予約の有無、引き取り時間などを事前に確認しましょう。
  • 宅配で送る
    美容室や会場で宅配をしてくれるところがあります。
    送れるように準備しましょう。事前に送り状を記入しておきましょう。
  • コインロッカー
    予約できるコインロッカー以外は、空き確認ができないで要注意。
  • 家族に持って帰ってもらう
    着付けが終わる頃にむかえに来てもらって、成人式会場に送ってもらい、荷物を持って帰ってもらいましょう。
    振袖姿も見てもらえるし、和装バックだけで会場に行くことができます。

振袖を着たときのバッグの中身

振袖小物(バッグ・草履・ショール・髪飾り)


振袖のときに持つ「ちいさなバッグ」には、何を入れるの?

  • 招待状
    成人式や式典に出席するときには、事前に招待状が来ています。
    忘れると会場に入れない場合もあるかも?
  • スマホ(携帯)
    連絡用、カメラとして、スマホ決済~必需品ですね。
  • 財布
    長財布は入らないバッグもあるので、事前に入れてみましょう。
  • ハンカチ・ティッシュ
    大きく広げられるハンカチは、飲食のときに着物の汚れ防止にも役立ちます。
  • 化粧品
    お化粧直しに必要なものを入れておきましょう。

バッグに入るのかを事前にチェックしましょう。

 

振袖の着付けについて まとめ

未婚女性の第一礼装の振袖は、華やかです。

振袖の着付けは、訪問着などの着付けよりも時間がかかり、料金も高いです。
どこで着付けをしてもらうのか、ヘアメイクもお願いするのか、条件によって料金を変わってきます。

事前の打ち合わせができるところにお願いすれば、出来上がりの満足度が違います。

紐を締められるときに、腹式呼吸でお腹をふくらませることで、振袖を着ている間が楽になります。

コメント